Japanese Radio Military Surplus Club K.S.G. Repair and Reconstruction

軍用ハンドセットを携帯電話に接続する

〜最強のハンズフリーセット(?)の作り方〜

作)やす@ニセ通信兵

1.作るきっかけ

 私は年に何回かスキーを楽しみます。(上手くないけど)そのとき連絡用に携帯電話 を使う(アマ機では相手がいない)のですが、手袋をした状態ではうまく電話を操作できません。その為に最初作ってみたのですが、それ以外にも使えそうなので今回発表してみた次第です。因みにスキーで数回すっころんだが無事であった。

2.材料について

 今回使用したハンドセットはH-350です。中古品が比較的安価にて入手でき、後ろのフックが長くライナー、ヘルメット、テッパチに装着可能(だからハンズフリー、雑誌の写真でよく出ていますね)おまけに改造も簡単です。 
 NAM戦にこだわる方はH-138(ビニールに包む)やH-189(個人的にはH-189が好きです)でも電気的に可能とは思いますがどのように改造するかは分かりません。携帯電話を入れるポーチは本体よりも大きく堅めの物を使用します。今回使用したのは自衛隊のPX等で売っている物です。ハンドセットはできるだけオリジナルのままで使用したいため、コネクターに合ったリセプタクルを使用しますが私が使ったのと同じもの(U-228/U) の入手がむずかしい場合は比較的入手しやすい無線機側につけるリセプタクル(U-183/U)を工夫して使うしかないと思います。携帯電話機側のコネクターはNTTドコモの携帯電話に使われる4極コネクタで話を進めたいと思います。このコネクターは単体では入手出来ないと思います(秋葉原で探し回ったが見つからなかった)が、よくホームセンターではリモコン付きイヤホンマイクが1000円程度で売っている場合がありますので、それを利用します。

3.製作

(1)回路について
 マイクと電話機の間に、コンデンサーを付けています。これは電話機本体から出ている直流分(本来はマイクの電源用)をカットするものです。もしこれが無いと電池寿命を縮めたり故障の原因になるかも知れません。
 なお 携帯電話のイヤホン側のインピーダンスは本来32Ωです。1〜2KΩと言われるハンドセットにそのままつなげていますが一応使えますのでそのままにしています。

(2)ハンドセットの改造
 本来、ハンドセットはマイク信号側もPTTでON/OFFしていますので、信号側は常時ONになるようターミナルをつなぎ変えます。マルチメータ等で確認しながら作業すれば良いでしょう。

(3)アダプターケーブルの製作
 イヤホンマイクのケーブルを都合良い長さに切断したら皮膜を取り各心線を半田上げしたあとマルチメータでプラグとの導通を確認します。

 ハンドセット側につなぐU-228/Uリセプタクルは分解し各信号線を半田付け、コンデンサーは6V10μFを入手出来ればリセプタクルの中に組み込めます。
 電話機につなぐ線とリセプタクルは機械的強度に差(例えると軽自動車と戦車くらいか?)が有りすぎるので、多少引っ張っても線が抜け落ちないよう線をコネクター本体にストラップで固定します。

 ハンドセットにつなぐリセプタクルは市販の汎用金具で固定します。

4.完成

 完成したら動作確認。
 携帯電話に接続したらヘッドセットを耳に当てPTTを押したら何らかの反応が返ってくるハズです(機種により異なる)。もう1台電話機を用意し作った方の電話機にかけてみます。着信音がなったらPTTを押しオンフックするのを確認、このとき通話できるのを確認し、もう1度押して電話が切れるのを確認してください。
 このままでは着信専用ですが、メモリーによってはかけることもできます。(機種により異なる)またこのままでは着信音が小さいのでバイブレータと併用するのが良いでしょう。・・・くれぐれもサバゲーには使わないでください。敵に傍受されるのを防ぐことができますが、電話代がどうなっても作者の知るところではありません。

製作は各人の責任で行ってください。

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